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『注目パーソン・インタビュー2』
—アウトドアブランド「フェールラーベン」
スカンジナビアのライフスタイル

update: 2011/02/14

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「フェールラーベン」11年秋冬 レディスのスカート

「フェールラーベン」11年秋冬 レディスのスカート

ブランド発信にもひと工夫

SSKエンタープライズの親会社はエスエスケイ。卸が売り上げの70%以上を占める。野球用品の「エスエスケイ」やサッカー「ヒュンメル」など自社ブランドも展開しているが、売上比率は低い。「フェールラーベン」はカジュアル要素が含まれているため、競技系ブランドの商品企画とは違ったやり方が必要だ。

「『ヒュンメル』は大半の商材がアスレチック(競技)なので、エスエスケイの既存取引先に卸すことができます。しかし『フェールラーベン』はブランド特性が異なります。一般スポーツブランドとは一線を画し、生産から販売まで一貫した体制を確立したい。売り場も年6回(2カ月ごとに)、演出を変えられるのが理想。最低でも年4回の物作りができればと考えています」

レディス品番も増えている(品番ベースで約40%)。北欧テイストといおうか、ビビッドでない原色系の色目といおうか、独特のテイストを持つ「フェールラーベン」。ここ数年の北欧ブームも意識して、レディス顧客の認知度アップにも力を入れる。スウェーデンの空気清浄機「ブルーエア」異業種や、花王の日焼け止めクリームなどとの協業にも取り組む。

「(コラボレーションの延長線上で)アウトドアブランドのセレクトショップを作るべきだと考えています。『フェールラーベン』のほかに2、3のアウトドアブランドを揃えた店舗です。顧客目線によるアウトドアスタイルの提案です」