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アコーディア・ゴルフ 2016年3月期 第2四半期
減収するも、経常利益が増加

update: 2015/11/26

アコーディア・ゴルフ、 2016年3月期 第2四半期 財務諸表(表1)

アコーディア・ゴルフ、
2016年3月期 第2四半期
財務諸表(表1)

アコーディア・ゴルフの2016年3月期 第2四半期決算は、昨年8月に実施したアセットライトの影響で、4か月分の営業収益が減少して減収したが、収益額はほぼ想定通りの推移だった。経常利益は持分法利益の計上で増益を達成した。

ほぼ計画値を達成

上期は、ゴルフ場の入場者数が445万人(8万人増)と増加した。営業収益および営業利益は、アセットライトの影響で前年数値を下回った。営業費用は、アセットライトの効果で215億円(40.8%減)と大幅な削減に至った。償却前利払前税引前利益(EBITDA)は、55億4,000億円(33.2%減)だった。

各収益の対計画値との比較では、営業収益が0.9%増、EBITDAが1.1%減、営業利益が1.2%減、経常利益が22.9%増、四半期利益が0.3%増だった。部門別の売上推移は、アセットライトの影響で軒並み減収になったが、「ゴルフ用品販売」が23億2,500万円(3.4%増)と健闘した。

アコーディア・ゴルフ、 2016年3月期 第2四半期 部門別売上高(表2)

アコーディア・ゴルフ、
2016年3月期 第2四半期
部門別売上高(表2)

運営する135のゴルフコースの稼働率は78.7%(1.1ポイント増)と堅調な推移だった。客単価は9,317円(13円増)とほぼ横ばいだった。Webによる予約率は44.0%(1.8ポイント増)と半数に迫りつつある。

中期では、都市部における運営ゴルフ場のシェア拡大を進めるほか、収益が向上した後のゴルフ場資産の追加アセットライトを推し進める。運営受託収入の増加による高利益率の実現と、株主資本コストを上回るROEの維持と成長を目指している。

通期の業績見通しは、連結営業収益が478億円(25.2%減)、営業利益が74億円(1.0%増)、経常利益が69億円(95.1%増)。