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PGMホールディングス 2015年3月期

update: 2015/05/27

PGMホールディングス、 2015年3月期 財務諸表

PGMホールディングス、
2015年3月期 財務諸表

ゴルフ場を管理・運営するPGMホールディングスの2015年3月期連結決算は、決算期変更による15カ月の変則決算のため、純然たる前年との比較はできない。12カ月の2013年12月期と比べた場合、増収増益を達成している。粗利率に相当する営業総利益率や当期利益など一部、減少している数値もある。

今年7月をめどに上場廃止

PGMホールディングスは、親会社の平和との間で株式交換により同社の完全子会社になると共に、7月29日付で上場を廃止する。より柔軟な資金調達手段を活用し、新規のゴルフ場獲得を拡大することが必要と判断したようだ。そのため、今回の決算が上場廃止前最後の本決算になる。

15年3月期は前述の通り、決算期変更に伴い14年1月から15年3月までの15カ月の変則決算だ。また、決算変更前の13年12月期は通常の12カ月決算。時期と期間が異なるため、純粋な比較ができない。そのため参考値として、双方の決算数値を共通する財務指標ごとに列挙し、ひとつの表にまとめている。

なお、15年3月期の決算数値は15カ月間の平均値を、13年12月期の決算数値は12カ月間の期首と期末の平均値を使用している。15年3月期の13年12月期との比較では、3か月分期間が長いため営業収益は増加しているが、利益面ではほとんど差がない。数値上、効率化という点では大きな進展は見られない。販管費率は減少し、商品回転率、資本回転率は改善している。

有利子負債は13年12月期に比べ、1,036億1,300万円(2億8,900万円減)とほぼ横ばい。D/Eレシオも同じくほぼ横ばいである。通期の業績見通しは、連結売上高796億円、営業利益119億円、経常利益107億円、当期純利益54億円。