TOP > 財務分析レポート > アルペン 2015年6月期 第2四半期 連結...

アルペン 2015年6月期 第2四半期 連結決算
増収するも、経費増で減益に

update: 2015/02/09

アルペン 2015年6月期Q2

アルペン 2015年6月期Q2

アルペンの2015年6月期第2四半期連結決算は、店舗の増加等により増収を達成したが、出店が増えたことによる販売管理費の増加が影響し、減益になった。売上高総利益率は43.2%(0.4ポイント増)と前年同期比並みを確保した。

粗利率はほぼ前年並み、PBが健闘

売上高総利益率は天候不順などの影響で値下げ販売が増えたものの、43.2%(0.4ポイント増)と前年同期比並みを確保した。前期末の42.6%と比較しても、0.6ポイント改善した。

部門別では、「ウィンター用品」においてスノーボード、スノーシューズが好調だった。「ゴルフ用品」では、プライベートブランド(PB)のシューズが販売数を伸ばしたが、主力のゴルフクラブは昨年にヒット商品があった反動もあり、低調な推移だった。「一般スポーツ用品」では、ランニングシューズ・スポーツシューズが好調に推移。テニス関連も売り上げを伸ばした。「アウトドア用品」は天候不順の影響で低調な推移だった。

期末の店舗数は、「アルペン」が78店(1増2減)、「ゴルフ5」が201店(5増1減)、「スポーツデポ」が135店(8増)、「ミフト」が8店(2増)で計422店舗(16増3減)に増加した。

財務面では、減益による影響でROAおよびROEが減少した。売上高販管費率は41.4%(1.5ポイント増)と増加した。棚卸資産、いわゆる在庫が増加したため、商品回転率が1.7(0.4ポイント減)と悪化した。粗利率はほぼ横ばいだったが、商品回転率の悪化により交差比率も73.4(16.5ポイント減)と減少した。

通期の業績見通しに変更はない。連結売上高2,248億円(6.4%増)、経常利益73億円(9%減)を計画している。