Foot Locker,Inc. 2022年1月期 第3四半期
2ケタの増収、大幅な増益に
update: 2021/12/17
米国のスポーツ系小売店、Foot Locker,Inc.(フットロッカー社)の2022年1月期(2021年度)の第3四半期(2-10月)は店頭売上が健闘し、2ケタの増収を達成した。損益面も改善が見られ、大幅な増益となった。
リアル店舗がけん引役に
連結の売上収益は、66億1,700万米ドル(約7,477億2,100万円、1米ドル=113円で換算)、23.5%増と2ケタの増収となった。売上総利益率(粗利率)は、34.9%(7.7ポイント増)と改善。販管費率が20.0%(1.0ポイント減)と低下したこともあり、営業利益は7億4,200万米ドル(約838億4,600万円、同)、422.5%増と大幅な増益を達成した。
税引前利益は10億9,300万米ドル(約1,235億900万円、同)、227.2%増。営業外利益が増加した。四半期利益は7億9,000万米ドル(約892億7,000万円、同)、295.0%増だった(表1を参照)。
販路別の売上高は、「Stores」(リアル店舗)が51億9,300万米ドル(約5,868億900万円、同)、34.6%増とけん引役になった。「Direct-to-customers」(DTC)ビジネスは14億2,400万米ドル(約1,609億1,200万円、同)、5.1%減とやや減少した。
地域別の売上高では、主力の「United States」(米国)が48億6,000万米ドル(約5,491億8,000万円、同)、22.3%増と好調な推移だった。「International」(その他世界)は17億5,700万米ドル(約1,985億4,100万円、同)、26.9%増と健闘した(表2を参照)。