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エービーシー・マート、2022年2月期 第2四半期
2ケタの増収増益に

update: 2021/10/25

エービーシー・マート、2022年2月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

エービーシー・マート、2022年2月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

靴の小売店、エービーシー・マートの2022年2月期第2四半期(3-8月)連結決算は、主力の「スポーツ」をはじめ各部門が好調に推移し、2ケタの増収増益を達成した。コロナ禍の影響から抜け出した形だが、一昨年の2019年度の実績は下回った。

「キッズ」「サンダル」が高い伸び

連結売上高は1,213億100万円(18.7%増)と2ケタの増収。一昨年の2019年度は1,401億円だった。売上高総利益率(粗利率)は51.9%(1.4ポイント増)と改善した。販管費率が低下したこともあり、営業利益は143億600万円(67.5%増)と大きく改善した。2019年度の実績253億円は下回った。

エービーシー・マート、2022年2月期 第2四半期 品目別売上高(表2)

エービーシー・マート、2022年2月期
第2四半期 品目別売上高(表2)

経常利益は147億6,400万円(60.7%増)、四半期利益は106億6,300万円(88.8%増)とそれぞれ大幅に改善したが、2019年度実績は下回った。

商品別の売上高では、主力の「スポーツ」が712億6,700万円(17.7%増)と2ケタの増収だった。「レザーカジュアル」は148億7,600万円(18.6%増)。「キッズ」が28.6%増、「サンダル」が29.6%増と大きく伸ばした。「サンダル」は2019年度実績を上回った。

財務数値は引き続き安定している。商品回転率は1.8、交差比率は93.4(17.6ポイント増)と改善した。通期の業績見通しはコロナ禍による自粛が影響したことから、売上高を下方修正している。連結売上高は2,546億円(15.6%増)、営業利益304億円(55.8%増)、経常利益312億円(46.6%増)を計画している。