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住友ゴム工業、2021年12月期 第2四半期──スポーツ事業
大幅な増収、利益を確保

update: 2021/09/07

住友ゴム工業、 「スポーツ」セグメント収益一覧(表1)

住友ゴム工業、
「スポーツ」セグメント収益一覧(表1)

住友ゴム工業の2021年12月期 第2四半期の「スポーツ」事業は、大幅な増収を達成し、利益を確保するに至った。前年度のコロナ禍の影響から立ち直った形だ。通期も2ケタの増収、利益確保を計画する。

通期も増収、黒字の見通し

同社の「スポーツ」事業の対象は、ゴルフビジネス、テニスビジネス、スポーツ施設運営がメーン。テニスでは「ダンロップ」ブランドに集約し、再度認知度を高めて世界規模での拡販に力を入れている。ゴルフでは柱の「ゼクシオ」クラブを中心に、「スリクソン」の強化も進める。

今上期(第2四半期、1-6月)の「スポーツ」事業の売上収益は、514億円(72.5%増)と大きく回復した。事業利益も55億円の黒字(前期は29億円の損失)で、利益を確保した(別表を参照)。売り上げも利益も、第1四半期終了時点で予測した数値(売上収益460億円、事業利益30億円)を上回った。

通期も2ケタの増収、利益確保する見通しだ。売上収益950億円(35.1%増)、事業利益60億円(前期は7億円の損失)の計画である。