SKECHERS U.S.A.,Inc. 2021年12月期 第2四半期
大幅な増収、黒字を回復
update: 2021/07/29
スニーカーメーカーのSKECHERS U.S.A.,Inc.(スケッチャーズUSA社)の2021年12月期第2四半期(1-6月)連結決算はコロナ禍の影響から回復し、大幅な増収を達成した。損益面では、前期の損失計上から黒字を回復するに至った。第2四半期(4-6月)の売上収益は過去最高を記録した。
全チャネルで増収を達成
売上収益は30億8,600万米ドル(約3,425億4,600万円、1米ドル=111円で換算)、56.5%増と大幅な伸び。売上総利益率(粗利率)も49.5%(3.0ポイント増)と改善した。販管費率を抑えられたこともあり、営業利益は3億5,800万米ドル(約397億3,800万円、同)と前年同期の損失から黒字転換した。
税引前利益は3億4,600万米ドル(約384億600万円、同)で黒字を回復した。同様に四半期利益も2億3,500万米ドル(約260億8,500万円、同)と利益を確保した(表1を参照)。第2四半期(4-6月)の売上収益は16億5,700万米ドル(約1,839億2,700万円、同)、127.3%増で過去最高を記録した。
販路別の売上高でも全カテゴリーで増収を達成した。中でも「DTC」(Direct-to-Consumer)は8億4,900万米ドル(約942億3,900万円、同)、69.0%増と好調な推移だった。
財務面も改善が見られる。自己資本比率が増加したほか、商品回転率も回復した。借入金の減少、自己資本の増加でD/Eレシオも好転している。通期の業績見通しは、売上収益が61億5,000-62億5,000万米ドル(約6,882億円、同)。2ケタの増収を目指している。