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ティムコ、2021年11月期 第1四半期
2ケタの増収、経費増で損失を計上

update: 2021/04/15

ティムコの2021年度は増収、黒字回復の見通し (写真は「フォックスファイヤー」)

ティムコの2021年度は増収、黒字回復の見通し
(写真は「フォックスファイヤー」)

フィッシングやアウトドアブランド「フォックスファイヤー」を手掛けるティムコの2021年11月期第1四半期(12-2月)は、各セグメントで好調に推移し、2ケタの増収を達成した。新規出店など経費の増加が影響し、損失を計上するに至った。

フィッシング、アウトドア共に好調な推移

ティムコ、2021年11月期 第1四半期 財務数値一覧(表1)

ティムコ、2021年11月期 第1四半期
財務数値一覧(表1)

売上高は7億700万円(13.8%増)で2ケタの増収を達成した。売上総利益率は、コロナ禍で滞った在庫を処理するために値引き販売を実施した影響で、41.0%(3.5ポイント減)と低下した。また、新規出店など経費の増加が影響し、損失を計上するに至った。

ティムコ、2021年11月期 第1四半期 セグメント別売上高(表2)

ティムコ、2021年11月期 第1四半期
セグメント別売上高(表2)


営業損失は6,000万円(前期は5,100万円の営業損失)、経常損失は5,400万円(前期は4,900万円の経常損失)。四半期純損失は5,400万円(前期は5,500万円の四半期純損失)。

ティムコ、2020年11月期 財務数値一覧(表1)

ティムコ、2020年11月期
財務数値一覧(表1)


セグメント別の売上高では、「フィッシング事業」が2億800万円(26.9%増)と好調に推移した。セグメント利益も700万円(703.0%増)と大幅に改善した。「アウトドア事業」は4億9,200万円(9.3%増)と2ケタ近い増収だった。セグメント損益は2,600万円の損失だった。

第1四半期決算と共に、前回の本決算で未開示だった通期の業績予想も公表している。売上高31億600万円(16.5%増)、営業利益600万円、経常利益1,500万円を計画している。