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エスエスケイ、2020年7月期(非上場)
コロナ禍が影響し減収、損失を計上

update: 2020/10/13

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今期の事業テーマは「融合」、営業利益の確保を重視

今期(第72期、2021年7月期)の事業テーマには「融合」を掲げた。①デジタルシフト、人間力の強化②生産性の向上③自社製品の強化④指定管理事業の拡充⑤リテール事業の拡大、などを強化ポイントに挙げている。「S-Rush」(エスラッシュ)の屋号で運営するリテール事業は71期に黒字化した。「ヒュンメル」と「パラディウム」の2ブランドを軸に展開するが、ECの販売が順調に進んだことが収益に貢献した。

佐々木恭一 代表取締役社長は今期の取り組み課題について、「(本業の儲けである)営業利益を確保することが重要」だと指摘した。通期見通しでは、営業損益はブレークイーブンだが、利益確保を目指す積極姿勢を示した。今期に入り、野球やサッカーなど一部の部門では収益が改善しつつある。来春を見据え、「チーム向けビジネスの取り組み強化」(久本浩三 専務取締役営業統括本部長)も視野に入れている。

今期は、売上高480億円(11.2%増)、営業損益ブレークイーブン、経常利益2億5,500万円、当期純利益1億7,000万円(78.0%減)を目指す。