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アルペン、2020年6月期 第3四半期
ゴルフ用品が健闘、増収・利益を確保

update: 2020/05/08

アルペン、2020年6月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

アルペン、2020年6月期
第3四半期 財務数値一覧(表1)

アルペンの2020年6月期第3四半期(7-3月)の連結決算は、ゴルフ用品が健闘するなどして増収を達成した。利益面では、販管費率が低下したこともあり、黒字を確保した。通期見通しは、新型コロナウイルスの影響を鑑み、「未定」に終始している。

通期見通しは「未定」に修正

連結売上高は1,669億5,000万円(1.2%増)。売上高総利益率(粗利率)が39.8%(0.7ポイント増)とやや改善した。販管費率は38.7%(1.6ポイント減)と減少した。営業利益は17億8,100万円。前年同期比の損失計上から黒字化した。四半期損益は、繰延税金資産の一部を取り崩して法人税等調整額を計上した影響で、4億1,100万円の四半期損失となった(表1を参照)。

アルペン、2020年6月期 通期見通し(表2)

アルペン、2020年6月期
通期見通し(表2)

主力の「一般スポーツ用品」はほぼ前年並みの推移だった。キャンプ用品やアウトドアアパレル商材は引き続き成長した。刷新を進めている「スポーツカジュアルアパレル」が堅調な推移だった。「ゴルフ用品」の既存店売上が、前年を上回った。暖冬の影響が大きかった「ウインター用品」は大幅に前年比を下回った。

期末の店舗数は389店(8増、23減)。業態別では、「アルペン」が49店(2増、4減)、「ゴルフ5」が196店(4増、3減)、「スポーツデポ」が143店(1増、5減)、「ミフト」が11減(全店閉鎖)。

通期の業績見通しは、新型コロナウイルスの影響が未確定のため、当初予測を取り下げて「未定」と修正している。