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Callaway Golf Company、2019年12月期連結決算
全地域が好調で増収、「Jack Wolfskin」の営業費用増により減益

update: 2020/03/02

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Callaway Golf Company、2019年12月期 財務数値一覧(表1)

Callaway Golf Company、2019年12月期
財務数値一覧(表1)

Callaway Golf Company(キャロウェイゴルフカンパニー)の2019年12月期(2019年度)連結決算は全地域で健闘し、増収を達成した。利益面では、「Jack Wolfskin」ブランドの営業費用が増加したこともあり、減益に至った。日本のビジネスも引き続き好調で、2ケタの増収を達成した。

主力のゴルフクラブは堅調に推移

連結売上収益は、17億100万米ドル(約1,837億800万円、1米ドル=108円で換算)、37.0%増と好調な推移だった。売上総利益率(粗利率)は45.0%(1.5ポイント減)と低下した。販管費率が増加したこともあり、営業利益は1億3,200万米ドル(約142億5,600万円、同)、3.1%増と緩やかな増益にとどまった。

税引前利益は、9,500万米ドル(約102億6,000万円、同)、27.5%減の減益。主に「Jack Wolfskin」ブランドの営業費用の増加が影響した。当期純利益は7,900万米ドル(約85億3,200万円、同)、24.0%減だった(表1を参照)。

アイテム別売上高は、当期からセグメントが変更されている。前年度まではウッド、アイアン、パターと種類別にクラブの売上高が公表されていたが、「ゴルフクラブ」に一括されている。その「Golf Clubs」(ゴルフクラブ)は売上高7億6,800万米ドル(約829億4,400万円、同)、7.1%増と堅調な推移だった。