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デサント、2020年3月期 第2四半期 連結決算
アジアビジネスが伸び悩み、減収減益に

update: 2019/11/07

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韓国の不買運動が足を引っ張る

7月に発生した韓国の日本製品の不買運動の影響が大きく、10月まで店頭売上が前年同期比で30%減と急降下した。11月以降も同様の状況が続くと予想しており、通期の業績見通しを下方修正している。当面は店舗の整理などは行わない方針だが、通期の業績結果を見た上で、再検討する。

一方、中国・上海のアンタ社と展開する「デサント」ブランドは好調を持続している。2019年度の年間売上高が100億円を超える見通しで、第2四半期も倍増した。黒字化も果たし、収益に大きく貢献する存在として期待をかけている。

財務状態は、引き続き良好である。商品回転率および資本回転率はは前年並みの水準。流動性指標も安定している。通期の業績見通しは、韓国の不買運動の影響を加味して下方修正した。通期の業績予想は、連結売上高が1,308億円(当初1,440億円)、営業利益が11億円(同80億円)、経常利益が12億円(同82億円)。