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プーマ、2019年12月期 第2四半期
全地域でプラス成長、増収増益を達成

update: 2019/08/07

PUMAのQ2(第2四半期)は 増収増益を達成

PUMAのQ2(第2四半期)は
増収増益を達成

PUMA(プーマ社)の2019年12月期 第2四半期(1-6月)連結決算は、全地域でプラス成長を果たし、増収増益を達成した。米州やアジア・太平洋地域が2ケタ増と好調な推移だった。アイテム別では、主力のフットウエアに加え、アパレルも2ケタ増と好調に推移した。

アジア・太平洋が高い伸び率

PUMA、2019年12月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

PUMA、2019年12月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

連結売上収益は、25億4,600万ユーロ(約3,106億1,200万円、1ユーロ=122円で換算)、16.8%増の2ケタ増。直営部門が売上高5億9,900万ユーロ(約730億7,800万円、同。Eコマースを含む)、21.5%増と好調だったほか、Wholesale(卸ビジネス)も13.8%増と好調に推移した。

売上高総利益率(粗利率)は49.2%(0.8ポイント増)と改善した。割引率の低下などが貢献した。販管費率は40.9%(0.1ポイント減)と微減した。その結果、営業利益(EBIT)が2億2,200万ユーロ(約270億8,400万円、同)、31.4%増と増益を達成した。税引前利益(EBIT)は2億1,700万ユーロ(約264億7,400万円、同)、39.1%増と2ケタ増となった(表1を参照)。

PUMA、2019年12月期 第2四半期 地域・部門別売上高(表2)

PUMA、2019年12月期
第2四半期 地域・部門別売上高(表2)


地域別売上高では、主力の「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)が9億5,000万ユーロ(約1,159億円、同)、6.0%増と堅調な推移。「Americas」(米州)は8億7,900万ユーロ(約1,072億3,800万円、同)、21.3%増と好調な推移だった。最も伸び率が高かったのは、日本ディビジョンを含む「Asia/Pacific」(アジア・太平洋)で、7億1,500万ユーロ(約872億3,000万円、同)、25.4%増と好調だった(表2を参照)。

部門別売上高では、主力の「Footwear」(フットウエア)が12億2,900万ユーロ(約1,499億3,800万円、同)、12.6%増と2ケタの増収となった。伸び率が高かったのは「Apparel」(アパレル)で、9億ユーロ(約1,098億円、同)、26.2%増と好調に推移した(表2を参照)。

通期では、連結売上収益が13%前後で推移すると予測。粗利率も若干、改善すると分析している。