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Under Armour、2019年12月期 第2四半期
増収を達成、損益面では利益を計上

update: 2019/08/01

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UNDER ARMOUR、2019年12月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

UNDER ARMOUR、2019年12月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

現地時間7月30日に開示されたアンダーアーマー社(Under Armour,Inc.)の2019年12月期 第2四半期(1-6月)連結決算は、アジアや欧州の健闘で増収を達成した。損益面では、社内の構造改革が一段落したこともあり、黒字を回復した。部門別では、「Footwear」(フットウエア)が堅調な推移だった。

前期の損失計上から黒字に回復

連結の売上収益は、23億9,600万米ドル(約2,563億7,200万円、1米ドル=107円で換算)、1.5%増で小幅な増収となった。主力地域の「North America」(北米)は減収したが、欧州やアジアなどの他地域がプラス成長した。営業利益は2,300万米ドル(約24億6,100万円、同)と黒字回復した(前期は1億3,300万米ドルの損失)。

前期に計上していた「Restructuring and impairment charges(リストラおよび減損の費用)」(1億1,600万米ドル)がなくなったことが大きい。販管費率も前期より抑えられている(表1を参照)。税引前利益は1,100万米ドル(約11億7,700万円、同)を計上した。四半期利益は500万米ドル(約5億3,500万円、同)だった。

UNDER ARMOUR、2019年12月期 第2四半期 部門・地域別売上高(表2)

UNDER ARMOUR、2019年12月期
第2四半期 部門・地域別売上高(表2)

地域別の売上高は、主力地域の「North America」が16億5,900万米ドル(約1,775億1,300万円、同)、3.0%減とやや低調だった。利益面は2億9,900万米ドル(約319億9,300万円、同)、6.8%増と改善した。「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)が売上高2億2,7900万米ドル(約298億5,300万円、同)、4.9%増と堅調に推移した。利益面では、2,200万米ドル(約23億5,400万円、同)と大幅な増益を達成した(表2を参照)。