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外資系スポーツ上場企業4社、2018年度 第2四半期まとめ
アンダーアーマーを除く3社が増収増益の傾向

update: 2019/01/11

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アディダス、プーマも好調な推移が続く

外資系スポーツ企業3社、2018年12月期 第3四半期 財務数値一覧(表2)

外資系スポーツ企業3社、2018年12月期
第3四半期 財務数値一覧(表2)

世界の売上規模が第2位のアディダス社の第2四半期の売上収益は、108億900万ユーロ(約1兆3,943億6,100万円、1ユーロ=129円で換算。期末の為替レートを参考にした)、3.1%増だった。営業利益は13億3,800万ユーロ(約1,726億200万円、同)、17.1%増と2ケタの増益。また第3四半期決算でも、同166億8,200万ユーロ(約1兆5,303億4,200万円、1ユーロ=131円で換算。同)、3.2%増と堅調な推移が続いている。営業利益は22億3,900万ユーロ(約2,933億900万円、同)、15.5%増だった。

世界第3位の売上規模のプーマ社。第2四半期の売上収益は、21億8,000万ユーロ(約2,812億2,000万円、1ユーロ=129円で換算)、10.5%増と2ケタの増収だった。営業利益(EBIT)は1億6,900万ユーロ(約218億100万円、同)、37.4%増。第3四半期の売上収益は、34億2,200万ユーロ(約4,482億8,200万円、1ユーロ=131円で換算)、10.5%増と2ケタの増収を達成した。営業利益(EBIT)も2億9,900万ユーロ(約391億6,900万円、同)、39.6%増と好調に推移した。

アンダーアーマー社の第2四半期の売上収益は、23億6,000万米ドル(約2,596億円、1米ドル=110円で換算)、6.7%増となったが、主力の「North America」(北米)で営業損失を計上したことが影響し、連結の営業損失が1億3,300万米ドル(約146億3,000万円、同)と、損失幅が拡大した。「Restructuring and impairment charges」(リストラおよび減損の費用)を1億1,600万米ドル(約127億6,00万円、同)計上しており、利益を圧迫した。第3四半期も同様の傾向が続いている。売上収益は、38億300万米ドル(約4,297億3,900万円、1米ドル=113円で換算)、5.1%増だったが、営業損失1,400万米ドル(約15億8,200万円、同)を計上するに至った。