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NIKE,Inc. 2019年5月期 第2四半期
主力の北米が好調、増収・増益を達成

update: 2019/01/07

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成長著しい「Greater China」

ナイキ、2019年5月期 第2四半期 部門別売上高(表2)

ナイキ、2019年5月期 第2四半期
部門別売上高(表2)

地域別では、主力の「North America」が売上収益79億2,700万米ドル(約8,957億5,100万円、同)、7.0%増と堅調に推移した。EBIT(税引前利払前利益)も19億6,100万米ドル(約2,215億9,300万円、同)、9.8%増で、増収増益を達成した。強化分野に掲げるDTC(Direct to Consumer)におけるデジタル投資がプラスに働いたようだ。

そのほか、「Europe,Middle East & Africa」(EMEA=欧州・中東・アフリカ)も同49億2,000万米ドル(約5,559億6,000万円、同)、9.9%増と増収。EBITも9億5,100万米ドル(約1,074億6,300万円、同)、20.7%増と増益となった。成長著しいのは「Greater China」(中華圏)で、同29億2,300万米ドル(約3,302億9,900万円、同)、25.5%増と2ケタの増収。EBITも10億6,300万米ドル(約1,201億1,900万円、同)、37.7%増で収益に貢献している(表2を参照)。

財務面では、自己株式の買い付けを実施した影響で株主資本が減少した。粗利率が上昇し、商品回転率が改善したことで、交差比率が増加した。自己資本比率の減少は自己株式の買い付けによるもの。その影響で、D/Eレシオが悪化している。