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ゼビオホールディングス、2019年3月期 第2四半期
天候不順の影響が大きく、微減収・減益に

update: 2018/11/27

ゼビオ、2019年3月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

ゼビオ、2019年3月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

ゼビオホールディングスの2019年3月期第2四半期(4-9月)連結決算は、天候不順の影響が大きく、微減収・減益に至った。主力カテゴリーである「一般競技スポーツ」が苦戦した。「スポーツアパレル」や「アウトドア・その他」は健闘した。第2四半期決算の開示を前に11月6日、第2四半期決算及び通期の業績見通しを下方修正する旨を開示した。

一般競技スポーツが苦戦、アパレルやアウトドアが健闘

連結売上高は1,164億3,700万円(0.3%減)で、ほぼ前年同期比並みだった。相次ぐ天災の影響で、在庫の適正化を進めたこともあり、売上高総利益率(粗利率)が低下した。販管費率が増加したこともあり、営業利益が55億4,800万円(20.7%減)と減益に至った(表1を参照)。

ゼビオ、2019年3月期 第2四半期 部門別売上高(表2)

ゼビオ、2019年3月期
第2四半期 部門別売上高(表2)

部門別の売上高では、主力カテゴリーの「一般競技スポーツ」が462億4,700万円(3.6%減)と苦戦した。「ゴルフ」は314億9,900万円(0.9%減)とほぼ横ばいの推移だった。堅調だったのは「アウトドア・その他」で187億600万円(2.8%増)。「スポーツアパレル」も149億8,000万円(6.9%増)と健闘した(表2を参照)。

期末の店舗数は802店(出42、退12)。主な業態別では、「スーパースポーツゼビオ」が164店(出2)、「ヴィクトリアゴルフ」が199店、「エルブレス」が59店(出12、退1)。売り場面積は19万2,495坪(606坪増)と増加した。

店頭売りは苦戦したが、財務面は安定している。効率性指標は低下傾向だったが、流動性指標では、改善が見られた。

通期の業績見通し(修正後の数値)は、連結売上高2,339億1,700万円(0.3%減)、営業利益85億500万円(22.1%減)、経常利益89億8,500万円(21.1%減)。微減収・減益の計画だ。