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アルペン、2019年6月期 第1四半期 連結決算
天候不順や猛暑が影響、減収・損失を計上

update: 2018/11/21

アルペン、2019年6月期 第1四半期 財務数値一覧(表1)

アルペン、2019年6月期 第1四半期
財務数値一覧(表1)

アルペンの2019年6月期第1四半期(7-9月)連結決算は、天候不順や猛暑が影響し、減収・損失を計上するに至った。売上不振をカバーするためのマークダウンが先行した影響もあり、経費増・利益減という悪循環に陥った。

値引き販売が増加、経費増もマイナスに

連結売上高は542億6,100万円(2.8%減)。売り上げの確保を優先した値引きが先行したことで、売上高総利益率(粗利率)が悪化した。販促費のコントロールに力を入れたが、9億2,300万円(前期は営業利益12億300万円)の営業損失を計上するに至った。

「一般スポーツ用品」の既存店ベースの売上高が前年同期比を下回った。成長分野であるカジュアル志向のスポーツアパレルに対する需要は、引き続き拡大しているという。

「ゴルフ用品」の既存店ベースの売上高は、前年同期比を下回った。ゴルフクラブの人気モデルの値下げなどが、マイナス要因になった。ゴルフウエアでは、新規ブランドや小物などの商材を充実させたが、猛暑や荒天の影響が大きかったようだ。

期末の店舗数は、414店(退4)。業態別では、「アルペン」が57店(退2)、「ゴルフ5」が196店(退1)、「スポーツデポ」が148店(退1)、「ミフト」が13店。総売り場面積は、25万4,567坪(2,258坪減)と減少した。

通期の業績見通しに変更はない。連結売上高2,372億9,400万円(4.2%増)、営業利益55億1,300万円(80.2%増)、経常利益66億3,100万円(51.5%増)で、増収増益を計画している。