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エービーシー・マート、2019年2月期 第2四半期 連結決算
スポーツ関連シューズがけん引し、増収増益に

update: 2018/10/11

エービーシー・マート、2019年2月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

エービーシー・マート、2019年2月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

エービーシー・マートの2019年2月期第2四半期(3-8月)の連結決算は、主力のスポーツ関連シューズがけん引し、増収増益を達成した。伸びはわずかだが、前年同期比の減益から回復した。

新業態「ABC-MART SPORTS」を8店舗出店

連結売上高は1,328億3,200万円(3.1%増)。売上高総利益率(粗利率)は54.1%(0.1ポイント増)とほぼ前年同期比並みだった。販管費率も同水準で、営業利益は246億5,200万円(4.1%増)と安定した数値である。経常利益も252億9,800万円(4.3%増)と安定している(表1を参照)。

エービーシー・マート、2019年2月期 第2四半期 品目別売上高(表2)

エービーシー・マート、2019年2月期
第2四半期 品目別売上高(表2)

品目別売上高では、主力の「スポーツ」カテゴリーのシューズが774億5,600万円(4.9%増)と引き続き堅調な推移だった。カジュアルラインのスポーツシューズ、ファッションスニーカーのほか、都市部の大型店を中心に強化しているスポーツアパレルや小物なども後押ししたようだ。

「レザーカジュアル」は売上高149億3,000万円(2.5%減)とやや苦戦した。「キッズ」が89億8,200万円(4.6%増)、「サンダル」が75億8,000万円(3.9%増)と健闘した(表2を参照)。

既存店ベースの売上高は前年同期比1.5%増と堅調な推移だった。期末の国内の店舗数は968店(37増、8減)。アスレジャーのニーズを取り込む目的で、新業態「ABC-MART SPORTS」を8店舗出店した。海外では、ABC-MART KOREAの売上高が244億4,300万円(3.9%増)と堅調だった。営業利益も25億1,300万円(5.5%増)と増益を達成した。

通期の業績予想に変更はない。連結売上高2,634億円(3.6%増)、営業利益439億円(1.2%増)、経常利益446億円(0.2%増)で、増収・微増益を計画している。