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主要上場スポーツ関連小売店4社、2019年度 第2四半期 業績見通し

update: 2018/10/10

主要上場スポーツ関連小売店4社、2019年度 第2四半期 業績見通し(表1)

主要上場スポーツ関連小売店4社、2019年度
第2四半期 業績見通し(表1)

主要上場スポーツ関連小売店4社の2019年度の第2四半期(上期)決算の業績見通しをまとめてみる。各企業の決算期が異なるため、業績数値に若干、時期の差があることに注意されたい。基本的に増収の見通しだが、その伸びは緩やか。利益面では各社間で差が表れている。

増収の見通しも、伸び率は緩やかに

対象の企業はゼビオホールディングス(HD)、アルペン、ヒマラヤ、エービーシー・マートの4社。ゼビオHDは3月期、アルペンが6月期、ヒマラヤが8月期、エービーシー・マートが2月期である。今月、来月に第2四半期決算の開示を控えているのは、エービーシー・マートとゼビオHDだ。アルペンおよびヒマラヤは新年度に入ったばかりである。

ゼビオHDの2019年3月期第2四半期の業績見通しは、増収増益。前年同期に続いて増収増益を目指す。第1四半期は決算短信によると、増収だったが、「市場の変動に対応したことで一部商品の売上総利益率が低下し」、営業利益は減益に至った。

主要上場スポーツ関連小売店4社、2018年度 第2四半期【実績】(表2)

主要上場スポーツ関連小売店4社、2018年度
第2四半期【実績】(表2)

アルペンの第2四半期は増収減益の計画。2018年度は、在庫消化を進めた影響で増収減益となったが、同じトレンドが続いているようだ。前年同期も同じく増収減益だった。しかし今期(2019年6月期)は増収増益の見通しだ。

ヒマラヤの第2四半期は増収減益の計画だ。8月期のため、新年度に入ったばかりで、第1四半期(9-11月)の推移を見守る必要がある。今期はビーアンドディーが連結対象から外れて初めてのフルイヤーに当たる。前年同期は増収を達成、黒字回復している。

エービーシー・マートはスポーツシューズが主力だが、カジュアル要素が強いため、純然たるスポーツ小売店とは言い難い。しかし、スポーツカジュアル、スポーツライフスタイルが定着した市況を鑑み、対象企業に入れている。今期の第2四半期の見通しは増収増益。ここ2-3シーズンは、店舗が全国に行き渡ったこともあり伸び率が鈍化しているが、依然、高い収益性を保っている。