TOP > 財務分析レポート > 主要上場スポーツ企業6社、2019年3月期 ...

主要上場スポーツ企業6社、2019年3月期 第2四半期の展望

update: 2018/10/09

主要上場スポーツ企業6社、2019年3月期 第2四半期 業績見通し(表1)

主要上場スポーツ企業6社、2019年3月期
第2四半期 業績見通し(表1)

主要上場スポーツ企業6社の2019年3月期第2四半期がまもなく開示される。増収基調の企業が半数を占めた第1四半期だったが、上期──第2四半期はどのような結果になるだろう。

第2四半期、増収見通しは5社

対象にする企業は美津濃(ミズノ)、デサント、ゴールドウイン、ヨネックス、ゼット、グローブライドの6社。いずれも3月が決算期である。2019年3月期の第2四半期決算の見通しにおいて、増収を見込んでいるのはヨネックスを除く5社(ヨネックスは0.7%減の微減収の予測)。増益を見込んでいるのは、デサント、ヨネックスを除く4社である(表1を参照)。

第1四半期に減収減益だったミズノは、第2四半期で微増収増益を見込んでいる。国内を中心に、スポーツ用品事業が苦戦したが、サッカースパイクシューズやワーキング関連が健闘したほか、ゴルフ事業が復調しつつある。

主要上場スポーツ企業6社、2018年3月期 第2四半期 実績(表2)

主要上場スポーツ企業6社、2018年3月期
第2四半期 実績(表2)

デサントの第1四半期は増収微減益だった。第2四半期は増収減益の見通しだ。春夏シーズンに強いアスレチック関連ブランドがどこまで健闘したか、併せて収益の主力の1つであるアジアビジネスの推移が、第2四半期のカギを握る。

ゴールドウインの第1四半期は増収増益と好調な推移だった。第2四半期は予想数値を上方修正し、2ケタの増収増益に改めた。主力のアウトドアビジネスがけん引役になっているほか、アスレチック関連ブランドの売上増も期待できる。店舗の運営・管理がうまく行っており、商品企画と販売のバランスが取れている点が強みになっている。

ゼットの第2四半期は微増収増益の見通し。第1四半期も増収増益だった。野球や卓球、競技シューズ、サッカー関連が後押しした。ヨネックスの第2四半期は微減収減益の見通し。第1四半期は減収減益だった。China市場の在庫調整が影響した。