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ゼビオホールディングス、2018年3月期 連結決算
増収増益を達成

update: 2018/05/23

ゼビオ、2018年3月期 財務諸表(表1)

ゼビオ、2018年3月期
財務諸表(表1)

ゼビオホールディングスの2018年3月期連結決算は、増収増益を達成した。ゴルフ、一般スポーツがけん引役になった。アウトドアやスポーツアパレルも堅調で、主要カテゴリーにおいて増収を達成した。

棚卸資産が増加、商品回転率が低下

連結売上高は2,345億円(5.0%増)。営業利益は109億円(47.0%増)だった。売上高総利益率(粗利率)は0.4ポイント減の39.5%だった。販管費率が低下した。棚卸資産が急増したことで、商品回転率が0.2ポイント減少した。交差比率が8.8ポイント悪化したが、収益性は改善している(表1を参照)。

ゼビオ、2018年3月期 部門別売上高(表2)

ゼビオ、2018年3月期
部門別売上高(表2)

部門別売上高では、主力の競技スポーツが844億円(1.5%増)と堅調だった。ゴルフが624億円(11.5%増)と好調に推移した。スポーツアパレル、アウトドア、ウインターも堅調な推移だった(表2を参照)。

期末の店舗数は772店(出53、退24)。主力業態「スーパースポーツゼビオ」は2店の出店にとどまった。主な業態別では、「スーパースポーツゼビオ」が163店(出2、退8)、「ヴィクトリアゴルフ」が199店(出3、退1)、「ゴルフパートナー」が196店(出16、退10)、「エルブレス」が47店(出20)。

財務状態は安定している。D/Eレシオは無視しても良い水準で、流動性指標は軒並み良好だ。効率性指標は商品回転率、交差比率が低下しているが、そのほかは安定している。

通期の業績見通しは、売上高2,443億円(4.2%増)、営業利益120億円(10.3%増)、経常利益121億円(6.3%増)。