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プーマ、2017年12月期 第3四半期
全地域で健闘し、増収・増益に

update: 2017/11/06

プーマ、2017年12月期 第3四半期 財務諸表(表1)

プーマ、2017年12月期
第3四半期 財務諸表(表1)

プーマの2017年12月期(2017年度)の第3四半期(1-9月)決算は、全地域で売り上げを伸ばすなど健闘し、増収・増益を達成した。地域ではEMEA(欧州・中東・アフリカ)、商品別ではFootwear(フットウエア=スポーツシューズ)がけん引役になった。

けん引役はEMEAとフットウエア

連結売上高は30億9,500万ユーロ(約4,085億4,000万円、1ユーロ=132円で換算)、16.0%増と2ケタ増だった。営業利益(EBIT=利払い前税引前利益)は2億1,400万ユーロ(約282億4,800万円、同)、89.2%増と大幅な増益を達成した。税引前利益が2億800万ユーロ(約274億5,600万円、同)、95.8%増と好調な推移だった。

売上高総利益率(粗利率)が47.3%(1.2ポイント増)と改善した一方で、販管費率が40.7%(1.5ポイント減)と削減が進んだことも増益に貢献した。ランニング、トレーニング、スポーツスタイルのカテゴリーがけん引役になった。9月に発売されたレディスの「リアーナ・コレクション」の後押しもあるようだ。

プーマ、2017年12月期 第3四半期 地域別・商品別売上高(表2)

プーマ、2017年12月期
第3四半期 地域別・商品別売上高(表2)

地域別では前述の通り、EMEAが売上高12億9,800万ユーロ(約1,713億3,600万円、同)、19.7%増と好調な推移だった。Americas(米州)も同じく好調で、10億7,700万ユーロ(約1,421億6,400万円、同)、13.8%増と2ケタの伸びだった。現地通貨ベースでも2ケタ増を達成した。日本を含むAsia/Pacific(アジア・太平洋)は7億1,900万ユーロ(約949億800万円、同)、12.9%増と好調な推移だった。現地通貨ベースでも2ケタ増だった。

商品別では、シューズ類が15億700万ユーロ(約1,989億2,400万円、同)、24.5%増と健闘した。Apparel(アパレル類)も10億5,300万ユーロ(約1,389億9,600万円、同)、8.9%増と堅調な推移だった。

第4四半期も引き続き、上昇基調にあると見ている。通期業績も、売上高が14-16%、営業利益が2億3,500-2億4,500万ユーロ(310-323億円)に上振れすると期待している。