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デサント、2018年3月期 第2四半期
国内が健闘し増収、韓国の収益低下で減益に

update: 2017/10/31

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「アンブロ」が復調傾向に

デサント、2018年3月期 第2四半期 部門別・ブランド別売上高(表2)

デサント、2018年3月期
第2四半期 部門別・ブランド別売上高(表2)

ブランド別では、「ルコックスポルティフ」と「マンシングウェア」が苦戦した。「ルコック」はコリアで苦戦、「マンシングウェア」は国内外で伸び悩んだ。「デサント」のほか健闘したのが「アリーナ」で、China市場の店舗数の拡大も貢献している。「アンブロ」はコリア市場でライフスタイルに商品構成を替えた効果が表れ始めた(表2を参照)。

財務面は引き続き安定している。減益の影響を受けた財務数値もいくつかあるが、全体の傾向に大きな変化は見られない。商品回転率は前年同期と同じだった。流動性指標では、改善した数値が多かった(表1を参照)。

通期の業績見通しは変更していない。連結売上高は1,390億円(5.7%増)、営業利益は84億円(0.2%減)、経常利益は86億円(0.4%減)の計画だが、「何とかがんばって、増収・増益を目指したい」(石本雅敏 代表取締役社長)構えだ。