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PUMA、2017年12月期 第2四半期
各カテゴリー・地域でプラス成長、増収増益に

update: 2017/08/01

PUMA、2017年12月期 第2四半期 財務諸表

PUMA、2017年12月期
第2四半期 財務諸表

PUMA(プーマ)の2017年12月期第2四半期決算は、各カテゴリー・地域でプラス成長し、増収増益を達成した。各地域はまんべんなく2ケタ成長したほか、品目別では、主力のFootwear(シューズ)がけん引役になった。

通期見通しを上方修正

連結売上高は、19億7,300万ユーロ(約2,525億4,400万円、1ユーロ=128円で換算)、17.6%増と2ケタの増収だった。営業利益(EBIT)は1億1,300万ユーロ(約144億6,400万円、同)、113.5%増と倍増した。税引前利益も1億1,100万ユーロ(約142億800万円、同)、133.1%増と大幅な増益になった(表1を参照)。

PUMA、2017年12月期 第2四半期 地域・部門別売上高

PUMA、2017年12月期
第2四半期 地域・部門別売上高

地域別では、ユーロベース・現地通貨ベース共に増収を達成した。主力の「EMEA」(欧州・中東・アフリカ)が7億9,900万ユーロ(約1,022億7,200万円、同)、18.4%増と2ケタの増収だった。「Americas」(米州)も、7億100万ユーロ(約897億2,800万円、同)、16.1%増と好調な推移だった。「Asia/Pacific」(アジア・太平洋)は4億7,200万ユーロ(約604億1,600万円、同)、18.5%増と好調に推移した。

部門別では、主力の「Footwear」が9億6,100万ユーロ(約1,230億800万円、同)、27.9%増とけん引役になった。第2の柱である「Apparel」(アパレル)も6億6,100万ユーロ(約846億800万円、同)、12.2%増と好調に推移した。Accessories(アクセサリー・雑貨)は3億5,000万ユーロ(約448億円、同)、4.1%増と堅調な推移だった(表2を参照)。

財務面でも改善が見られる。流動性指標がやや悪化しているが、効率性指標は軒並み改善した。手元流動性資金が減少した。商品回転率が2.7(0.2ポイント増)と改善した。販管費率が低下したこと、売上高総利益率が改善したことで、利益が大幅に改善した。

2017年度(2017年12月期)の通期は、売上高で12-14%の伸びを予想している。営業利益(EBIT)は2億500-2億1,500万ユーロ(前回公表値1億8,000-2億ユーロ)に上方修正した。