TOP > 財務分析レポート > 2017年3月期 連結決算① 美津濃──米州の...

2017年3月期 連結決算①
美津濃──米州の苦戦が響き、減収減益に

update: 2017/05/16

< 前のページへ1ページ2ページ

中期では、アジア・オセアニアの伸びに期待感

美津濃、2017年3月期 地域別売上高(表2)

美津濃、2017年3月期
地域別売上高(表2)

3年後の2019年度(2020年3月期)には、連結売上高2,200億円、経常利益80億円を計画している。米州の事業改善と、アジア市場の開拓加速がベースになっている。2019年度の日本事業の売上高は1,400億円、米州は270億円、欧州は200億円、アジア・オセアニアが330億円の内訳である。

中でも、アジア・オセアニアの伸び率が高い。当期から約100億円の上乗せを見込んでいる。水野明人 代表取締役社長は、「アセアンと中国市場に期待している。アセアンではサッカーやバドミントンの成長を見込んでいる。中国市場はしばらく厳しかったが、成果が出始め、プラスに転じる時期が来ているのではないか」と説明し、アジア地域の売り上げ増に期待を掛けている。

通期の業績見通しは、連結売上高が1,900億円、営業利益・経常利益が55億円。米州の整理が進むことを念頭に置き、反転攻勢の年に位置付けている。