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スポーツ上場企業4社、12月期 決算まとめ(上)
──アディダス、アンダーアーマー、アシックス、プーマ

update: 2017/03/21

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アンダーアーマー、利益幅が低下

3位グループから頭一つ抜け出したアンダーアーマーは、増収減益だった。売上高は48億米ドル(約5,600億円)、21.8%増と2ケタの増収だったが、売上高総利益率(粗利率)の低下が影響し、減益に至った。主力はApparel(スポーツウエア)類で、32億米ドル(約3,700億円)、15.3%増とけん引役になった。強化商材に位置付けるFootwear(シューズ)も10億米ドル(約1,100億円)、49.6%増と好調な推移だった。

地域別では圧倒的に地元のNorth America(北米)市場が主力で、40億米ドル(約4,600億円)と売り上げの約80%を占めている。今期2017年度も2ケタの増収見込みだが、投資を進めるため、営業利益は3億2,000万米ドルに留まるという。(続く)