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スポーツ上場5社、2016年12月期 第3四半期まとめ(下)

update: 2016/11/17

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スポーツ上場5社、2016年12月期 第3四半期 部門別売上高(表1)

スポーツ上場5社、2016年12月期
第3四半期 部門別売上高(表1)

外資系を中心とした主要なスポーツ上場5社の2016年12月期第3四半期まとめ。国内2社(アシックス、ダンロップスポーツ)、外資3社(アディダス、プーマ、アンダーアーマー)が対象だ。中でも、外資系メーカーの好調が特徴だ。

アンダーアーマー、好調な推移

アンダーアーマーの第3四半期は、連結売上高35億2,000万ドル(約3,555億2,000万円、1米ドル=101円で換算)、26.1%増と2ケタの増収となった。営業利益は2億5,300万ドル(約255億5,300万円、同)、10.0%増で、2ケタの大幅増収増益となった。税引前利益も2億3,400万ドル(約236億3,400万円、同)、8.8%増と増益を達成した。

売上高の83%はNorth America(北米)地域が占めている。北米の売上高は29億3,200万ドル(約2,961億3,200万円、同)、20.2%増。部門別売上高では、Apparel(アパレル)が23億ドル(約2,323億円、同)、18.8%増と連結売上高の約65%を占めている。Internationalの売上高は5億2,500万ドル(約530億2,500万円、同)、66.7%増。

増収の勢いが大きく、利益率では前年同期比を下回ったアンダーアーマー。売上高総利益率(粗利率)が1.1ポイント下がっている点も課題だろう。増収の勢いに即した、利益の増加も今後の課題だと思われる。