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エスエスケイ 「ヒュンメル」2015年秋冬シーズン
グラデーション柄と保温機能を強化

update: 2015/02/26

「あったかスウェット」シリーズ

「あったかスウェット」シリーズ

エスエスケイ(大阪)が手掛けるサッカー・ハンドボール・ラクロスブランドの「ヒュンメル」の2015年秋冬シーズン。サッカーのトレンド、売れ筋変化を意識して、グラデーションや杢といったデザインを提案した。秋冬シーズンに必須の保温機能も強化している。

14年秋冬シーズンは前年並み

新しい柄提案、グラデーションスタイル

新しい柄提案、グラデーションスタイル

「ヒュンメル」の14年秋冬シーズンの推移は前年並みだった。サッカーでは全体の80%を占めるアパレルが苦戦したため、微減傾向だった。シューズをメーンに展開するカジュアルのカテゴリーは好調だった。

ウオームアップ(ジャージー)の売り上げが減っている。プラクティスウエアは伸びている。8-9月ごろはレイヤード(重ね着)スタイルがけん引したという。フットサルやハンドボールは2ケタ増。サッカーのジュニアシューズが、専用の足型を使った独自路線が評価され倍増した。

倍増したジュニアシューズ

倍増したジュニアシューズ


保温機能の提案では、「ヒートスパーク」を幅広いアイテムに採用した。独自のアルミプリントが人体から発生する輻射熱を利用し、保温機能を発揮する。裏起毛の「あったかシリーズ」、表がスウェットで裏がボアフリースの「あったかスウェット」も展開する。

サッカーのスパイクシューズは15年春夏の新色を追加。市場在庫が多く、マークダウンも慢性化しているサッカーシューズは今後の課題アイテムだ。ジュニアは13年発売の「足に優しいシリーズ」が好評を得ている。子供の足の健康に関心のある親からの支持を集めているようだ。