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ダイワボウアドバンス「フィラ」 2014年春夏
ブランドらしさを追求

update: 2013/07/29

 テニスウエア「フィラ」。 売れ筋になっている総柄のデザイン

テニスウエア「フィラ」。
売れ筋になっている総柄のデザイン

ダイワボウアドバンスが2013年春夏シーズンから展開し始めたテニスウエアブランド「フィラ」。2014年春夏シーズンは、トレンドとは一線を画し、ブランドらしさを追求した。総柄やパーシモン(柿)カラーなど、世界観をアピールできるテイストに仕上がった。

13年春夏シーズンは順調スタート

旧ライセンシーから引き継いだダイワボウアドバンスの下で、再スタートのシーズンを迎えたテニスウエア「フィラ」。展開店舗数は約120店。13年春夏シーズンは順調なスタートを切った。対計画比もクリアし、初年度売上目標の4億円(上代ベース)を達成できそうなペースだという。

シーズン立ち上がりの2月に納期遅れが発生し、早期展開が叶わなかった。しかしブランドの認知度が高いこともあり購入予約が増加。現在、その影響は解消されている。テニス専門店を主体に販売チャネルを開拓しているが、こうした小売店やテニスプレーヤーに同社の新しい企画が受け入れられているようだ。

世界観をアピール

パーシモン(柿)色のゲームウエア。 トレンドを追い掛けずにブランドらしさを追求

パーシモン(柿)色のゲームウエア。
トレンドを追い掛けずにブランドらしさを追求

14年春夏シーズンでは、トレンドとは一線を画し、ブランドらしさを追求。総柄やパーシモン(柿)カラーなど、世界観をアピールできるテイストを採用した。顧客層は競技志向が強いプレーヤーで、ボリュームは20-30代だが、50代のリピーターも存在しており幅が広い。

競技者層のほか、比率は少ないが50代前後の品質を求めるユーザー層も存在する。上品さや品質を重視した商品企画は、アダルト層の支持を得るには必要不可欠な要素である。

スポーツ量販店向けのベーシックラインの展開が増えると、さらに売上規模は拡大する。プロやジュニアの試合に協賛するなど、競技者層へ向けた販促にも取り組んでいる。10-20代のトップ選手にウエアを提供し、機能性とデザイン性の発信に力を入れる。