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ゼットが2013年春夏のフットサル展示会を開催

update: 2012/11/29

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「レ・サンクセンス」

「レ・サンクセンス」

ゼットが2013年春夏のフットサル展示会を東京と大阪で開催した。複数のフットサル専業ブランドを集め、出展メーカーと小売店の利便性を図った取り組みだ。スポーツ卸としての“編集ビジネス”をアピールする一環でもある。

メーカーと小売店のビジネスを仲立ち

「スフィーダ」

「スフィーダ」

4年前から試みている同展示会。出展社のほとんどは中・小規模のブランドで、個展を開催することが難しいメーカーが大半だ。幅広いチャネルを持つゼットがその販売網を生かし、メーカーと小売店との「ビジネスマッチング」の場を提供した。

今回、出展したメーカー数は19社。いわゆるマンションメーカーが多いそうで、専門店や大型店の取引がほとんどないブランドが大勢を占める。来場者数は東京展が66社、大阪展が約30社。東京展では前回に比べ30%増と来場社数が増えており、展示会の認知度・注目度は高まっているとみられる。

フットサル市場では昨今、サッカーに参入するフットサルブランドが増えている。その一方で、フットサルを意識した商材を企画するサッカーブランドも増えてきた。元々、プレーヤーがクロスオーバーしていたサッカー競技とフットサル競技だが、ブランドにおいてもクロスオーバーが進んでいる。

スポーツ大型店にとってサッカーは定番種目の1つになっている。しかしその半面、店舗間で同質化が進んでいる状況も否めない。フットサルなどの「個性派ブランドで差別化できるかどうか、模索している」(ゼット執行役員、髙橋智一営業本部第二営業部長)動きもあるそうで、ゼットもこうした小売店の新しい動きにビジネスチャンスを見出そうとしている。