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住友ゴムグループ、ダンロップスポーツマーケティング
新ボール「スリクソン ZSTARシリーズ」を開発

update: 2018/12/12

新素材「SeRM®」を採用した新ボール 「スリクソン ZSTARシリーズ」

新素材「SeRM®」を採用した新ボール
「スリクソン ZSTARシリーズ」

住友ゴムグループのダンロップスポーツマーケティングは来年2月8日から、表面のコーティングに新素材「SeRM®」(セルム)を採用した新ボール「スリクソン ZSTARシリーズ」を発売する。ゴルフボールでは世界初の採用だという。

新素材「SeRM®」を採用、飛距離とスピン性能を両立

「SeRM®」は東京大学で発明された高分子材料で、圧力を加えると、ひも状の高分子をつないでいる“架橋”が一時的に動く特性を持つ。この素材をゴルフボールのコーティング材に使用することで、従来の70%も柔らくなったため、スピン性能が向上した。摩擦係数も14.4%向上し、フェースに“食い付き”やすくなった。ショートゲームにおける操作性が向上している。

また「SeRM®」は架橋がインパクト時に移動して、元の形に戻る性質があるため、表面に傷が付きにくくなる。スピン性能は「SeRM®」が発揮するため、ボール本体はより飛距離を伸ばすための機能性を追求できるようになった。

上代価格はオープンプライス。1ダースが6,300円前後になる見込みだ。本格的な受注はこれからだが、ゴルフ小売店からは、「セールストークがしやすい」と手応えを感じている。