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ユニチカトレーディング、2019-20年秋冬機能素材展
機能性を分かりやすく提案

update: 2018/06/28

機能性が分かりやすいよう 展示スタイルを工夫した

機能性が分かりやすいよう
展示スタイルを工夫した

ユニチカトレーディングの2019-20年秋冬シーズン向けの機能素材展では、“ホット&ウオーム”をテーマに、機能性がより分かりやすい編集・提案を行った。一押し素材は、“白地”の光発熱素材「速ポカ™」で、用途の広がりが期待できる。基幹素材の1つに育ちつつある撥水素材「タクティーム®」では、ニット生地のバリエーションを拡大した。

「タクティーム®」はエコ素材タイプも企画

前シーズンは売り上げ、利益共に横ばいの推移だった。コスト増の影響で、利益が前年並みに落ち着いた。今上期も同様の推移である。概して国内ビジネスは停滞感があるものの、アジア向けなど輸出ビジネスは量産が進んでいる。

撥水素材「タクティーム®」

撥水素材「タクティーム®」

今回の展示会では、撥水や防汚、発熱の気温変化など、目で見て分かりやすい機能性の提案を心掛けた。一押し素材の光発熱素材「速ポカ™」では、新たに“白地”の生地を開発・提案した。光エネルギーを吸収し熱に変えるセラミックを繊維内に充填するため、生地の色が白くなりにくいデメリットがあった。白い生地を開発したことで、薄色のアウターなどへの採用も広がる可能性がある。

その他のプロモート素材は、断熱保温素材の「エアホールド®」。今回はポリエステル素材を使ったコーデュロイ生地を提案した。蓄熱保温素材の定番「サーモトロン®」では、ストレッチ性を持つ“裏地”を新たに開発した。

撥水素材「タクティーム®」では、ニット生地のバリエーションを拡大。また、ペットボトル再生原料を使用したエコ対応の「タクティーム®」も併せて提案している。その他、持続性のある防汚加工「ナノアクア®」も重点素材。泥と化粧品に対する防汚機能がある。