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旭化成アドバンス、機能素材展 2019-20年秋冬シーズン
タウンユースを意識したスタイリングを提案

update: 2018/06/06

旭化成アドバンス「ライブギア展」。 タウンユースを意識したスタイリングを提案

旭化成アドバンス「ライブギア展」。
タウンユースを意識したスタイリングを提案

旭化成アドバンスは2019-20年秋冬シーズンの機能素材展「ライブギア展」において、タウンユースを意識したスタイリングを提案した。スポーツシーンで採用してきた素材をカジュアルユースへも広げる狙いがある。また、強化ポイントの1つユニフォームでは、オフィス向けの新しいスタイリングを発信した。

多機能ニット生地「タフトレックス®」を提案

2019-20年秋冬シーズンは、2020年の東京オリンピック開催に近付いてくる時期で、スポーツに関する注目度が高まってくると予測。スポーツテイストを意識した内容で、タウンユースでも着用できる機能素材の“こなし方”を提案した。

ユニフォーム関連も強化ポイントの1つだ

ユニフォーム関連も強化ポイントの1つだ

タウンユースを意識したスタイリング提案では、従来は防水透湿機能を持つアウターなどに使用される3層の生地をスカートに使用。ストレッチ性のあるナイロン織物素材をブランケットの表地に使うなど、新しい着こなしとアイテムを企画した。スポーツシーンでは、トレイルランニングにおいて、コンプレッションパンツのひざ部分にケブラー繊維を使い、耐久性とデザイン性の両面を考慮した。

ニット素材では、多機能生地「タフトレックス®」を提案。微細な捲縮を施した糸を使用し、ソフトな風合いに加え、ストレッチ性や抗スナッグ性、防透け性を向上させた。織物では、仮撚り糸を使用したナイロン織物「レオナ®」の生地のバリエーションを充実させた。ナイロン66をベースに、“伸長率”の異なる生地を企画した。また、耐摩耗性を高めたナイロン・ポリウレタン織物「BWAT」(仮称)も展示。リサイクル糸を使用したエコ対応生地も提案した。

ミャンマー工場を活用したユニフォームビジネスも強化ポイントの1つだ。ミャンマーに事務所を開設し、協力工場へ設備投資して生産体制を整備。年間50万枚の生産能力を持つようになっている。今春からは“白衣”向けの生産ラインを整え、生産を開始した。