ゴルフウエア、2017年春夏シーズンまとめ(下)
リブランディングで新たな客層を取り込む
update: 2017/10/24
主要なゴルフウエアブランドの2017年春夏シーズン。18年春夏の展示会もほぼ終了している。アスリートゴルファー系が低調で、タウンユースを意識したデザイン性の高いブランドが支持を集めているという大きなトレンドは変わっていない中、感度を若返らせて、顧客層の若返りを図ろうとする動きもみられる。
若返りで新規客をつかむ
「ブラック&ホワイト」(ブラックアンドホワイトスポーツウェア)はちょうど1年前にリブランディングを実施し、50代の従来顧客より若い世代のゴルファーを取り込もうとしてきた。17年春夏シーズンでは、その効果が表れたようだ。難しい商況化で、前年同期比101%と堅調な推移だった。
18年春夏シーズンでも「ブラック&ホワイト」は引き続き、感度を若返らせるというリブランディングに取り組む。エントリー層を意識した廉価な設定の商材の強化など、新規顧客の獲得にも力を入れている。
「ヒールクリーク」(グリップインターナショナル)は18年春夏シーズンからデザインを一新する。感度をアップさせたゴルフウエアとして、住み分けを狙う。感度アップにより、マインドも若くなった感がある。18年春夏では、1950-70代のテイストを採り入れている。
そのほか「ビバハート」(同)も17年初夏シーズンからリブランディングし、若返りを図った。狙い目だった30-40代のゴルファーが増えているそうで、ブランド刷新の効果が徐々に表れている。