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グリップインターナショナル
「ビバハート」2018年春夏シーズン
メンズとレディスの企画をさらに明確化

update: 2017/09/28

「ビバハート」。 レディスは柄と無地のバランスを考慮

「ビバハート」。
レディスは柄と無地のバランスを考慮

グリップインターナショナル(神戸)のゴルフウエアブランド「ビバハート」は2018年春夏シーズンで、17年秋冬に続きメンズとレディスの企画を分け、各個性を明確化した。17年春夏からリブランディングしたが、店舗数が増えた半面、顧客層の入れ替えもあったようだ。

リブランディングは評価が分かれる

17年春夏シーズンにリブランディングを実施した。従来はブランドカラーの“ピンク”を主体にスタイリングを組み立てていたが、ブランドと顧客の活性化、刷新を目的にリブランディングした。レディスが主力であることは変わらず、売り上げの60%を占めた。メンズは30%だった。30―40代のゴルファーが購入しているらしく、狙い通り若返りが進んでいるようだ。

「ビバハート」。 ストリートテイストを採り入れた

「ビバハート」。
ストリートテイストを採り入れた

リブランディングによりブランドのテイストが変わったことで、予想されたことだが、一部の顧客が離れていった例もあったし、小売店の評価も分かれたという。反対に新しい顧客の流入もあるようだ。展開店舗数は増加し、売り場自体は拡大した。

17年秋冬の立ち上がりは好調だという。メンズとレディスで企画を分けたことが奏功していると見られる。18年春夏のテーマは、「ストリート・オブ・ニューヨークシティ」。ストリートファッションをデザインに採り入れた。メンズの企画を強化しているほか、レディスでは、17年春夏に不足していた柄物を拡充している。

紙媒体とタイアップし、パワーアイテムを定めてその商品を手厚く補充する手法を採る。原則セルフ売りのブランドのため、店頭での存在感を高める必要があるためだ。