ツー・アンド・ワン、2018年春夏展
メンズを全面リニューアル
update: 2017/09/12
ゴルフウエアブランド「M・U SPORTS」を展開するツー・アンド・ワン(東京)は、2018年春夏シーズンにおいて、メンズを全面リニューアルする。アイテムでは今春夏においてボトムスが好調だった。高い消臭機能を持つ“黒体”プリントのウエアも初めて企画した。
17年春夏はボトムスが健闘
17年春夏シーズンでは、ボトムスが前年同期比110%と2ケタの増収だった。特にストレッチパンツが好評で、同160-170%という高い伸び率だった。2万7,000円とやや高めの価格設定だが、プロパー消化率も高く、けん引役アイテムの1つになった。
2018年春夏シーズンでは、“アート”をテーマにする。絵画などのモチーフを使い、プリントやニットなどでブランドの個性を発揮させる。天然素材、国内生産を特長にしてきた同ブランドだが、カットソーのほとんどに吸水速乾素材を採用するなど、夏場の快適なプレーを考慮した商品企画だ。
そのほか18年春夏シーズンでは、メンズ企画を全面リニューアルする。犬のキャラクター一辺倒ではなく、ヤングマインドに振って、よりデザイン性を重視した。キャラクターの使い方も小さく控えめにしている。
そのほか、新しい試みとして、高い消臭機能を持つ“黒体”プリントのウエアも初めて企画した。黒体は、電磁波を完全に吸収する性質を持った物質で、優れた消臭能力も持ち合わせる。臭いの物質を“触媒機能”により分解するため、半永久的に消臭機能が保たれる特質があるという。
かまだプリント(大阪府守口市)との協業で、“黒体”を採用した消臭機能が保たれるプリント技術「ビーブリーズ黒体プリント」を使用した。盛夏向けのニットシャツ2型で、半袖と長袖の2タイプ。接触冷感が得られる“クールタッチ”の綿100%素材にプリントを施しあり、綿100%で肌触りが良く、接触冷感によるクーリング効果が得られる。消臭プリントの効果で汗をかいても匂いが残らない機能性がある。