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ゴールドウイン アスレチックブランド 2018年春夏展

update: 2017/08/25

「エレッセ」。 テニス競技を基軸に据える

「エレッセ」。
テニス競技を基軸に据える

ゴールドウインのアスレチックブランドの2018年春夏展示会。「エレッセ」「ダンスキン」「スピード」「カンタベリー」の4ブランドを展開する。

ブランドの個性を重視

テニスにルーツを持つ「エレッセ」ブランドでは、引き続きテニス競技を強化する。一時期、売り上げは縮小したが、“主軸”である“テニス競技”を再強化する方針に基づいた経緯である。2018年春夏シーズンも引き続き、テニス競技カテゴリーの強化を進める。

そのほか、スポーツブランドがもてはやされている昨今のトレンドのファッションシーンを意識した、「ヘリテージライン」も強化ポイントの1つだ。往年のカラーリングを採り入れたスタイリングがセールスポイントである。

「ダンスキン」。 ヨガをベースにしたスタイリングが支持を集めている

「ダンスキン」。
ヨガをベースにしたスタイリングが支持を集めている

フィットネスシーンの「ダンスキン」は、ヨガカテゴリーを中心に好調な推移である。米国発祥の、いわゆる“アスレジャー”を意識したブランドではあるが、日本市場では、ヨガを主体としたスタイリングが支持されており、本国・米国の市場と異なる様相を呈している。新しい試みとして、“バレエ”を切り口とした商品群の展開も始めている。

「ダンスキン」では新カテゴリーの「エニーモーション」が主力に育ってきた。ベーシックなテイストだが、普段着に使える“機能的な”商材が支持を集めている。この辺りが、本国・米国と“アスレジャー”のニーズが異なる典型例である。

スイムブランド「スピード」では、シリアススイマーを軸に、練習シーンのアイテム提案に力を入れている。練習シーンの幅出しにより、企画アイテムを増やした。フィットネス水着では、主力の「フレックス シグマ」シリーズをさらに強化する方針だ。

「カンタベリー」。 移動着を意識した「ラグビー+」

「カンタベリー」。
移動着を意識した「ラグビー+」


ラグビーにルーツを持つ「カンタベリー・オブ・ニュージーランド」では、強みのラグビーシーンから派生した新しいカテゴリー“ラグビー+®”(ラグビープラス)を引き続き強化する。ラグビー選手の“移動着”を想定した新しい商品群で、昨今、定番になりつつある汎用性――ライフスタイルのウエアを開拓する新しい試みである。