TOP > 展示会レポート > 3RD、ランニングウエアブランド 「ニュ...

3RD、ランニングウエアブランド
「ニューライン」 2018年春夏シーズン

update: 2017/08/15

「ニューライン」18年春夏企画。 ブランドの世界観を理解してもらえる卸先を開拓する

「ニューライン」18年春夏企画。
ブランドの世界観を理解してもらえる卸先を開拓する

3RD(京都市中京区、砂原浩二代表取締役)が日本の代理店を務めるランニングウエアブランド「ニューライン」の2018年春夏シーズン。経営母体が替わり、新しいブランドの運営方針、世界観の発信を視野に入れている。

専門店を主体に販路開拓を進める

今年(2017年)2月に現在の経営陣に移行した同社。日本の代理店として拡販を進めている「ニューライン」ブランドの発信方法やコンセプトも同時に見直した。以前はスポーツ専門店やファッション系セレクトショップ、百貨店などを販路に、スポーツ量販店への展開も模索していた。

「ニューライン」18年春夏。 レディスアイテムがメーンになる

「ニューライン」18年春夏。
レディスアイテムがメーンになる

新体制の下では、スポーツ専門店を主要販路に据える。既存では、フィットネスクラブへの卸ビジネスがあるというが、本格的な販路開拓はこれからだ。そのためには、日本市場の現状を見極め、ブランドの世界観を構築することが重要だと考えている。

「日本市場にはモノがあふれているため、新たに売り上げを確保しようとすれば、ストーリーとブランドを育てる必要がある」(砂原浩二 代表取締役)と考えている。すべてインポート品ということもあり、高めだった上代設定の見直しも検討している。

北欧・デンマーク発祥の同ブランドの世界観を発信し、価値観に共感してもらえる販路の開拓に力を入れる。展示会では、新規の小売店の来場もあったようだ。ブランド自体はレディスがメーンだが、売れているのはメンズ商材。店頭でいかにブランド観を発信していくかも、大事な要素の1つだろう。