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主要合繊メーカー、2018年秋冬シーズンまとめ(上)
“快適性”に着目した素材が登場

update: 2017/07/10

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東洋紡STCは、“吸湿”機能に優れた新素材

東洋紡STCは吸湿機能に長けた 「ウェアコン™」を開発した

東洋紡STCは吸湿機能に長けた
「ウェアコン™」を開発した

衣服内環境を調整することで、快適性を向上させた素材を提案したのが東洋紡STC。吸湿機能に長けた「ウェアコン™」を開発した。ポリエステルを主体に、アクリレート系繊維をアレンジし、“吸湿”機能に特化した。

急速に湿度が高まる状況──不快指数が増加する環境になると、吸湿機能が急速に高まる。湿度が高い不快な環境下で、高い吸湿機能を発揮し、衣服内を快適に保つ。この「ウェアコン™」は、アクリレート素材が本来持っている“抗菌性”も兼ね備える。スポーツシーンのほか、ライフスタイル系への採用も視野に入れている。

旭化成アドバンスでは、「ベンベルグ」を採用した吸湿・吸放湿機能に優れた「モイステックス®」を引き続き展開中だ。機能性ポリエステルと組み合わせた素材で、衣服内の環境を快適に保つと同時に、水分を速やかに外へ排出する。(続く)