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ユニチカトレーディング、2018年秋冬展
「タクティーム®」「エアーホールド®」を重点強化

update: 2017/06/30

順調に取引高を増やしている “撥水機能”を発揮する「タクティーム®」

順調に取引高を増やしている
“撥水機能”を発揮する「タクティーム®」

ユニチカトレーディングの機能素材における2018年秋冬展では、「タクティーム®」および「エアーホールド®」の機能素材を重点的に強化した。そのほか、難燃ビニロン素材や“可染”ポリプロピレン(PP)などの新素材を提案した。

“アウトドア”を主要な切り口に

今回の展示会では、“アウトドア”を提案テーマに設定した。同社の機能素材を提案するに当たり、重点素材がアウトドア市場のニーズに合致すると判断したためだ。

シーズンは秋冬だが、昨今、順調に取引高を増やしている“撥水機能”を発揮する「タクティーム®」が継続した強化素材だ。環境保全のため、“フッ素”を使用した撥水機能素材からの脱却が徐々に進む中、新しい市場ニーズに対応した機能素材に位置付ける。

秋冬シーズンを意識した素材では、保温素材の「エアーホールド®」を主軸素材にする。“デッドエア”層を確保する生地で、断熱機能を効率的に発揮する。

そのほか、“難燃性”のビニロン素材である「ミューロン®-FR」も強化素材。防汚性にも優れており、綿に近い“吸水・吸湿性”を持っているため、湿度の高い春夏シーズンでも活用することができる。

“可染”ポリプロピレン(PP)は、従来、染色が難しかったPP=ポリプロピレン素材を使用。幅広いカラーバリエーションを売りにする。疎水性など、従来PPが持つ機能性を保持しつつ、色目の幅広さがセールスポイントだ。