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帝人フロンティア、2018年秋冬シーズン
進化した“肉厚”素材、「デルタ®フリーモ™」を提案

update: 2017/06/09

“肉厚”素材「デルタ®フリーモ™」 を主軸に提案する

“肉厚”素材「デルタ®フリーモ™」
を主軸に提案する

帝人の素材専業企業である、帝人フロンティアの2018年秋冬シーズンでは、進化した“肉厚”素材「デルタ®フリーモ™」を主軸に提案する。グローバルなスポーツ関連企業のニーズを意識した、新しい素材提案だ。

嵩高、高機能スウェット生地のニーズが増加傾向

帝人フロンティアでは、スポーツメーカーのニーズの変遷を的確に捉える努力を重ねてきた。数年来、定番だった“ジャージー”市場が縮小し、代わりに“スウェット”系のニーズが急速に高まってきた。

特に、日常生活シーンである“タウンユース”においては、“国外”市場を中心として、急速に需要が高まっている。これは昨今、急速に注目が集まっている“アスレジャー”市場を意識した取り組みであるが、帝人フロンティアの主要顧客になりつつある“外資系”のスポーツメガブランドのニーズが、そうした“スポーツとカジュアルの融合”を意識した商材に集中しつつあることは確かなようだ。

今回、新たに提案した新素材は「デルタ®フリーモ™」。数年来の、国内外の外資系スポーツメーカーが要求する“素材”のトレンドを追求した提案だ。肉厚の体裁だが、吸水速乾に優れ、形態安定性にも優れている。数年来、苦戦しているアスレチック(競技)シーンにおける、新しい“定番素材”として、このニット素材が注目されつつある。

きれいな表面感、吸水速乾性、ポリエステル100%だが“綿ライク”な自然素材志向──と言った、昨今のスポーツ関連トレンドを漏れなく採り入れた新素材である。こうした、表面感が“きれい目”で、物性がしっかりした素材がスポーツシーンにおいて支持されるという傾向は、アパレル市場における大きな“トレンド”の変化を示唆している。

「デルタ®フリーモ™」は、スポーツ市場を主体に、新しい“肉厚”ニット素材を開拓しようとしている。すでに、スポーツ関連企業から“引き合い”が来ているようだ。次世代の、新しいトレンドをとらえて、市場におけるシェアの拡大を狙っている。