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グリップインターナショナル
「ビバハート」 2017年秋冬企画
節目のシーズン、リブランディングの年に

update: 2017/04/06

マリンテイストを採り入れた 17年秋冬の「ビバハート」

マリンテイストを採り入れた
17年秋冬の「ビバハート」

グリップインターナショナル(神戸)が手掛けるゴルフウエアブランド「ビバハート」の2017年秋冬企画。今年の春夏からリブランディングし、新しいブランドの世界観を発信し始めた。リブランディングの2シーズン目に当たる17年秋冬は、マリン・ミリタリーテイストを採り入れている。

プリント減らし、素材やデザインを重視

ブランドのロゴも色目も一新した先の17年春夏展は、小売店から好意的に受け止められた。“マリン”テイストをテーマの1つに掲げる17年秋冬展も、受注量が増える見通しだという。プリントを減らし、素材やデザイン性で魅せるなどの新しい商品企画が、一定の支持を集めているようだ。

独自の企画を意識したメンズライン

独自の企画を意識したメンズライン

特にメンズが評価されていて、以前はレディスに合わせていたデザインだが、独自のプリント柄を使用するなどした点が評価された。特に、異素材との組み合わせが特徴だという。2016年度は若干、停滞ムードがあったと言うが、17年春夏・秋冬とプラス傾向で推移する見込みである。

効率化を図るため、16年秋冬シーズンに比べ品番数を約20%絞り込んだ。また、重点商材として、素材メーカーと協業したパンツ(9,800円)を企画。太ももの部分を少し太くし、テーパードシルエットで穿き易い機能性を重視した。そのほか、“ルーズソックス”テイストのレッグウオーマーなど、新しい服飾雑貨も企画した。

上代設定は17年春夏で少し安くしている。秋冬シーズンも同程度の水準になっているという。その半面、上質な商材では価格を上げて、メリハリを付けている。17年秋冬は、メンズとレディスの企画が完全に独立したシーズンだという。従来は、色柄を意図的に合わせる企画・提案が多かった。リブランディングをきっかけに再度、業容の拡大を目指す。