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デサント、「マンシングウェア」 2017年春夏シーズン
アジア地域全体でも、ブランドを発信

update: 2017/02/03

グローバル企画の 「マンシングウェア」

グローバル企画の
「マンシングウェア」

デサントは主力のゴルフウエアブランド「マンシングウェア」の2017年秋冬シーズンにおいて、国内外の市場において、アジアの統一モデルを展開する。国内では、2週間MDに基づいた商品企画により、店頭の鮮度保持に力を入れる。

店頭商材の鮮度アップを強化

「マンシングウェア」(Mns)は、2016年春夏シーズンは100%と前年同期比並みの推移だった。17年春夏シーズンは、105%の計画を立てている。国内ゴルフウエア市場は、苦戦を強いられているが、同社は、16年春夏シーズンは、厳しい商環境の中で、トータル98%と踏みとどまった結果だ。

市場の停滞感が影響し、前述の通り、前年同期比並みの100%だったが、汎用性ニーズが高い同ブランドという半面を鑑みれば、健闘したブランドの1つと言えるだろう。

17年春夏シーズンでは、百貨店および直営店における、店頭売り場の活性化が課題だ。具体的には、商品企画において、アジア向けのラインナップを展開するほか、独自の国内向け企画も提案する。

昨今の国内のゴルフウエア市場は伸び悩みの状況が続いている。顧客の獲得、および売り上げの確保はますます難しくなっている。こうした中で、同ブランドは前年同期比並みの実績を確保した。協業が激しくなる中では、健闘したと言えるだろう。

17年シーズンは、主力である百貨店チャネルにおける売上増加を再度、強化する方針だ。アパレルブランドで運用されている、いわゆる“52週MD”──2週間単位の、店頭における商品ラインナップの積極的な入れ替え──店頭商材の鮮度アップに力を入れる。アジア──グローバル向けの商材と、日本市場向けの商品とを使い分け、日本市場とアジア市場において効率的に収益を確保する構えである。