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ウィッツ「ダンスウィズドラゴン」2017年春夏展
トレンドを意識、スポーティーに仕上げる

update: 2016/09/12

「ダンスウィズドラゴン」。 サバイブをテーマにした(写真は4月展開)

「ダンスウィズドラゴン」。
サバイブをテーマにした(写真は4月展開)

ウィッツ(京都)のゴルフウエアブランド「ダンスウィズドラゴン」の2017年春夏シーズンは、昨今のファッショントレンドを意識して、柄を抑えつつスポーティーなテイストに仕上げた。ワッペンなどディテールは立体的に表現している。機能性は標準装備だ。

テーマは「SURVIVE」

今回の特徴は、昨今のファッショントレンドを意識して、柄を抑えつつスポーティーなテイストに仕上げている点だ。スカルやドラゴンの刺繍など、個性的なモチーフが強みの同ブランドだが、スポーツに振れているトレンドを考慮した。

「ダンスウィズドラゴン」。 5月展開のコーディネート

「ダンスウィズドラゴン」。
5月展開のコーディネート

テーマは「SURVIVE」(サバイブ)。困難な状況を乗り越えて生き残る事をデザインに落とし込んだ。スコップやランタン、ロープなどサバイバルグッズをモチーフに使用した。春夏シーズンの立ち上がりの2月は、先シーズンも好評だった“ニコチャン(スマイル)マーク”を使用したデザインを提案する。本格的な春を迎える3月から、テーマに即したアイテムが登場する。

3月はサバイバルグッズをモチーフに使用した。4月に入ると、“陸のサバイバル”をテーマに、陸地で使用するサバイバルグッズをデザインに採り入れている。5月は海=オーシャンのサバイバルが切り口。サメやシュノーケル、海の模様などでテーマを表現している。6月はレインボーやポップカラーを採用し、異なるイメージを発信。セール、端境期に差し掛かる7月は過去の売れ筋デザインをアレンジした新商材を展開する。

2016年度(2016年6月期)は売上高12億2,000万円(1.6%減)とほぼ前年並みの推移だった。新ブランドの「トヴホ」「ロックデュード」も徐々に売り上げを伸ばしている。利益は黒字を確保した。今期は12億5,000万円(2.5%増)と堅調な推移を計画している。