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デサント「マンシングウェア」2017年春夏展
グローバル企画を新たに展開

update: 2016/08/17

「マンシングウェア」レディス。MD1のウエア

「マンシングウェア」レディス。MD1のウエア

デサントの主力ゴルフウエアブランド「マンシングウェア」の2017年春夏シーズン展。2020年までの中期計画「VISION 2020」では、「主力百貨店」において「店頭売上シェアNO.1」を目標に掲げる。ブランド観を表現できるショップの構築と、1店舗当たりの売り上げ増加を目指す。商品企画では、グローバルと国内で企画を分けて、精度アップを図る。

2016年春夏は101%の推移

「マンシングウェア」メンズ。MD2のウエア

「マンシングウェア」メンズ。MD2のウエア

2016年春夏は101%の推移(6月までの主要店舗)。メンズが99%、レディスが104%で、レディスがけん引役になった。売上比率の3%を占めていたインバウンドが1.5%と半減。外国人観光客の後押しは弱くなっている。

ゴルフウエア市場自体は、百貨店、ゴルフチェーン店ともにマイナスの推移だと分析している。こうした状況の中で、「マンシングウェア」は堅調な推移だった。2017年春夏シーズンは、105%の計画だ。

2017年春夏シーズンから、国内外共通で販売するアジアグローバル企画「MD1」(ベーシック)、「MD2」(トレンド)を設けた。国内市場を念頭に置いたゴルフウエアに特化したライン「MD3」もデザインを刷新し、機能性を強化した。

「マンシングウェア」。MD3のアーリーサマー

「マンシングウェア」。MD3のアーリーサマー


今年4月から、日本国内にグローバル向けのデザイン室を新設した。販売範囲が広がるに連れ、地域ごとのMDが必要になってくる。こうした同ブランドの海外展開の拡大を受けて、細かくMDを分けた形だ。

国内外共通の「MD1」はベーシックなテイストに仕上げた。MD2もシンプルなデザインにまとめている。「MD3」は従来の国内向けライン。既存のヤングテイストの「Rライン」も吸収し、3週間MDをベースに商品企画を組み立てている。