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デサント アスレチックブランド 2017年春夏シーズン
中期計画の目標ベースに、業容拡大を目指す

update: 2016/07/11

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「デサント」。 新商材の「TOUGH COOL」

「デサント」。
新商材の「TOUGH COOL」

デサントが展開するアスレチックブランドの2017年春夏シーズンは、中期計画「COMPASS 2018」および「VISION 2020」の目標を達成するための足場固めに力を入れる。中計では、強化する分野が明確にされており、17年春夏シーズンは新しい目標へ向かうための重要な時期になる。

「デサント」──トレーニングカテゴリーを強化

主力ブランドの「デサント」では、トレーニングカテゴリーを強化する。「Move Sport」などスポーツ小売店の平場において好調な同商材。チェーン店や専門店において、ブランドの世界観を発信できる“コーナー展開”を加速させる。苦戦傾向が続いているジャージーやウインドブレーカーなどのアイテムに替わり、“クロス”と呼ぶ薄手のウエアの比率を14%(16年春夏は11%)へ高めるほか、パンツを8%(同7%)、Tシャツを22%(同20%)へ拡大する。なお。トレーニングジャージーは21%(同26%)に縮小する計画だ。

「スキンズ」。 “花柄”のレディスモデル

「スキンズ」。
“花柄”のレディスモデル

強化アイテムの“クロス”と呼ぶ薄手のウエアは「アクティブスーツ」。4WAYの布帛生地を使い、新しい質感を提案する。肌面にキシリトールの転写プリントを施し接触冷感機能を持たせた「TOUGH COOL」(タフクール)という新しいウエアも企画した。「タフ」シリーズと題し、数シーズン前から拡充し続けている商品群である。レディスウエアの企画を一新したほか、バレーボールや野球の新しいシューズ提案、タウンユースも意識したバッグ類も新しく企画した。

コンプレッションアンダーの「スキンズ」では、“柄もの”の販売を強化する。レディスでは花柄のタイツも登場した。また、「デサント」と同様に、コーナー展開を推進し、ブランドの世界観の発信を強化する。