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デサント、上海の合弁会社を子会社化

update: 2022/01/13

デサントが1月7日開催の取締役会で、同社の持分法適用関連会社「ARENA(SHANGHAI)INDUSTRIAL CO.,LTD.」(ASH)を子会社化する事を決議した。「Tian Feng(Shanghai)Apparel and Accessory Trading Co.,Ltd.」(TFS)が所有するASHの出資持分を全て取得し、連結子会社化する。

「アリーナ」ブランドの強化を目指す

ASHは2016年10月、デサントの中国子会社、SHANGHAI DESCENTE COMMERCIAL CO.,LTD.と、現地企業のSymphony Holdings Limitedの子会社、TFSとの合弁契約で設立した。China(中国)市場において、スイムブランド「アリーナ」の認知度や価値の向上を進め、小売や卸ビジネスを強化してきた。

今回、同市場においてさらに「アリーナ」ブランドの拡販強化を目指し、ASHの連結子会社化を決めた。今年度末(2022年3月期)をめどに、TFSの出資持分70%を取得し、完全子会社化する。

ASHの2020年12月期の実績は、売上高9,400万元(約16億9,200万円、1人民元=18円で換算)、営業損失138万元(約2,484万円、同)、経常損失285万元(約5,130万円、同)。2021年12月期は黒字回復する見通しだ。