TOP > 企業レポート > アシックス、スポーツデータ統合システ...

アシックス、スポーツデータ統合システム「TUNEGRID」を実用化

update: 2021/06/28

アシックスがスポーツデータ統合システム 「TUNEGRID」(チューングリッド)を実用化

アシックスがスポーツデータ統合システム
「TUNEGRID」(チューングリッド)を実用化

アシックスが、スポーツデータ統合システム「TUNEGRID」(チューングリッド)を実用化し、6月16日からレンタルサービスを始めた。スポーツの競技データ、個人の運動習慣を簡単に記録・分析することができる。

競技データ、個人の運動習慣を記録・分析

「TUNEGRID」(チューングリッド)は、小型センサーを内蔵したシューズ、ビデオカメラ、スマートウオッチなどの計測ツールを使用。各端末から得られたデータを一元管理、分析するシステムだ。得られたデータを基に、個人の運動傾向を分析することで、競技力の向上や怪我の防止などの効果が期待できる。

実用化にあたり、(株)JVCケンウッド(横浜市)が開発したスポーツ向けのビデオカメラ「teamnote CAM」(チームノート カム)との連携もスタートする。このビデオカメラは“スポーツの記録に特化した”機器で、「TUNEGRID」と連携して記録データと撮影した動画をリンクさせ、見たいシーンを素早く効率的に再生することができる。同様の操作は既存の機器でも可能だったが、機材や人手が必要だった。今回の「TUNEGRID」との連携で、そうした作業がより簡単にできるようになった。

6月16日から、東京都豊島区の「南長崎スポーツセンター」で同システムのレンタルを開始した。今後は、クラウドサーバーを利用し、データを複数人で共有して遠隔のコーチングや観戦といった新しいサービスの展開も視野に入れている。